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ソーダ製品をはじめとする化学製品や機能材関連製品などを取り扱う独立系化学品専門商社のソーダニッカ株式会社。コーポレートサイトの役割が一層高まる中、IR情報などを掲載した情報発信の充実化を図るため、10年ぶりのリニューアルとなりました。
これまで抱えていた課題
リニューアルによる効果
ソーダニッカ株式会社の以前のコーポレートサイトは、約10年前に制作されたものでした。その当時、BtoCサイトでは、新商品や新サービスなどの新着情報を随時発信する更新性の高いサイトが主流でしたが、同社をはじめとしたBtoB企業では会社概要や簡単な事業紹介がメインのサイトもまだ多い時期でした。しかしそれから10年が経ち、取引会社はもちろん、学生や投資家もコーポレートサイトを最初に確認することが一般的となり、IR情報をはじめとする情報については企業側からの一次発信が求められるようになりました。 「サイトデザインが古く感じるようになっていたことや、コロナ禍以降コーポレートサイトからの情報発信の重要性が高まっていたこともあり、リニューアルに踏み切りました」と人事総務部の濱田氏はリニューアルの背景と経緯を語ります。 リニューアルのポイントになったのは、IR情報やサステナビリティ項目の追加と、それら更新性の高い情報を自社で作業できる使いやすいCMS。その頃にご縁のあったインフォネットが提案したリニューアル案には、改修の方向性がわかる明確な改善案と、infoCMSの自由度・拡張性の高さが伝えられていたことから、コスト面と合わせて評価されました。
リニューアル作業中の作業工程や負担感についてお伺いすると、基本のテキストはインフォネットが既存サイトや各種資料から抜き出して用意するため、濱田氏は社内からの情報収集に徹していたと言います。それよりも大変だったのは各コンテンツの内容でした。 「弊社の場合、当時はサステナビリティに関する情報で、何を掲載すべきかがわかりませんでした。そんな時に、インフォネットが今ある情報の中から何が開示できるのかを提案してくださり、私たちは該当するデータを用意するだけでしたので非常に助かりました」 IR及びサステナビリティに注力するための組織体制として経営企画・IR部というIR担当部署ができたほか、サステナビリティ推進室を設立。コーポレートサイトにIRやサステナビリティのコンテンツページも追加され、濱田氏も各部署と連携しながら、コンテンツの充実化を図っています。また、今後は統合報告書の最新情報もPDFだけではなくウェブページでの作成を検討し、さらなる情報の追加ができた時点で、あらためてIRサイト診断を受けたいと意気込みます。
「リニューアルでは、モバイルユーザーへの最適化に加えて、問い合わせフォームを設定しました。誰でも閲覧でき、問い合わせしてもらえる環境が整いました。これまで株主優待や会社全般の問い合わせが電話で来た場合、確認が必要な事柄は電話口で待たせたり折り返ししたりしていましたが、きちんと調べて落ち着いて返答ができるようになり、企業としての正しい情報発信がしやすくなったと感じています」 同時に、濱田氏はサイトの情報がすぐに修正・更新できる点も「情報の正しさ」に寄与していると指摘。infoCMSの使いやすさや、操作でわからない点があったときのフォロー体制にも言及し、情報発信のハードルが下がったと言います。 リニューアルからすでに3年が経過し、今後は動画などの動的な見せ方も検討しているとのこと。また、基本的な情報は揃いつつあるので、事業内容に関するコンテンツの充実化を目指したいそうです。「インフォネットからは半年に一度ほど、情報提供や更新の提案をいただいています。指標となる同業他社のサイトをご紹介いただいたり、最近のトレンドなどを教えていただいたりと、今後もIR情報を含めて最新動向の情報提供に期待しています」
ソーダニッカ株式会社
1947年の設立以来、独立系化学品専門商社としての強みを活かし、多くのお客様、仕入先との取引実績をもとに、全国拠点網を活用しあらゆる産業のニーズに応えています。
ご担当者様の声
人事総務部 総務グループ 濱田 正恵氏
専門的な知識をもとにした第三者視点の指摘はとても助かっています。定期的なIRサイト診断を参考に、より良いサイトにしていきたいです。
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。
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