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総合エンジニアリング企業として、電力、通信、鉄道、建設、土木、さらには環境保全など、社会インフラを支える多種多様なクライアントに対し、高い付加価値のある技術や製品を提供している株式会社カナエ。時代のニーズに応えて増えていく製品情報や複雑化する導線など、多くの課題を抱えるコーポレートサイトを一新するべく計画した大型リニューアルを機に、「infoCMS」を導入しました。
これまで抱えていた課題
infoCMS導入による効果
◆ケーブル検電器:電力ケーブルの負荷電流、充電電流などの有無を検知し、 ケーブル工事における事故防止を目的として製作された機器です。
配管から通信機、産業機械にまで及ぶ多種多様な商品を扱う「商社」としての機能も併せ持つカナエ。コーポレートサイトにおいては、製品ページがメインコンテンツのひとつとなっています。しかし、「ホームページは営業マン」というテーマのもと新たな商品情報を積極的に発信する一方で、それぞれの区分も曖昧なまま数だけを増やし続けてきた結果、非常に煩雑な印象のページになってしまいました。 また以前にリニューアルした際の導線設計が甘かったことから、目当ての情報があってもスムーズにたどり着くことができていない状態に。スマホ対応の遅れなどもあいまって、ホームページを介したお問い合わせの件数が年間100~200件程度まで減少するという、当初の思いとは相反する結果が生じていました。 こうした状況を打破するべく、部署の垣根を越えてプロジェクトチームが発足され、大規模なサイトリニューアル計画が始動したのは2016年。メンバーの開発技術部の大平氏は、infoCMS導入までの経緯を次のように振り返ります。 「もともとCMSの導入を検討していたので、リニューアルの際も複数の企業からコンペに参加いただきました。総合的な機能性の高さや担当の方の真摯な対応からinfoCMSを選ばせてもらいました」
大規模なリニューアルによって一新されたコーポレートサイトにおいて、最も顕著に変わったことのひとつが、更新作業の手順です。それまではコーディングの知識がないと更新することができず、ホームページに情報を追加したり、内容を更新したりしたいという需要があっても、Web担当者に依頼して更新してもらうのを待つしか方法はありませんでした。 しかし、infoCMSの導入で専門の知識がなくても操作できるようになり、情報を発信したい人が直接コンテンツの一部を更新し、あとからWEB担当者に報告することも可能になりました。現在では、採用のための専用サイトも立ち上げ、Web経験者不在の総務チームがその更新を行っているなど、業務を知る人の発想を直接ホームページ運営に反映できるようになりました。こうしたリニューアル後の状況について、営業本部の柴田氏はいいます。 「こうしたいというイメージ通りに操作できるので、総務のメンバーも楽しみながら更新作業に取り組んでいるようです。現在のところ、新規の商品ページ制作などはまだ私たちが担当していますが、以前は3時間かかっていたものが1時間程度で完了できるようになるなど、作業効率は大幅に向上しました」
さらに大きな変化といえるのが、導線の見直しやユーザビリティの改善などに関する徹底した取り組みによって、ホームページを経由したお問い合わせ件数がリニューアル前の3倍近くにおよぶほど大幅に増加したことでした。一つひとつの内容についても、以前は製品価格の問い合わせなど簡単なものが中心でしたが、リニューアル後は「こんな課題を解決するのに適した製品はないか?」といった相談の問い合わせが大幅に増え、「売上につながるホームページづくり」という会社としての大方針にも適う効果を上げることができました。 さらに、現在では主力製品などに関する動画コンテンツづくりといった新たな取り組みにも挑戦しています。こうした動きに関し、大平氏は次のように語ってくれました。 「今は売上につながるホームページづくりから、さらに売上につながるホームページづくりへとシフトしているところです。infoCMSのおかげで、誰もが気軽にコンテンツを介した情報発信ができる仕組みを実現することができました。次はこれを活用し、総務だけではなく、営業や開発などのさまざまなメンバーにコンテンツ運営に参加してもらいながら、より発信力のあるサイトを実現していきたいと考えています」
株式会社カナエ
1941年の創業から80年の間、電力、通信、鉄道、建設、土木、環境保全など、社会インフラ分野を中心としたさまざまなフィールドで活躍し続ける総合エンジニアリング企業です。製品部門・工事部門・研究開発部門による3部門のトライアングル体制により、コストパフォーマンスと信頼性の高い製品の提供を行っています。
ご担当者様の声
開発技術部 課長代理 大平 大一氏 営業本部 主任 柴田 かんな氏
企業ホームページは今後ますます不可欠なものになっていくでしょう。うまく運用できない、更新に多くの人力をかけることができないなどのお悩みがあるなら、ぜひ一度、専門家に相談してみることをおすすめします。
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。
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