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【ビジネスパーソンのための「アイデア道場」③】気軽にできる「はみ出る習慣」で、誰でもアイデア体質に!

アイデア道場は今回で最終回。アイデア道場①と②では「アイデア発想はテクニック」とお伝えしてきましたが、さらに「発想の基礎力」があるとより質の高いアイデアが生まれます。基礎力というと、知識量?と思われがちですが、それは“視界の広さ”です。
自分の領域からはみ出て、物事の捉え方を増やすことが、この基礎力を育みます。そのためには新たな趣味に挑戦するなど大げさなことを想像しがちですが、ここにも簡単なテクニックが存在します。日常のなかで気軽にできる視界の広げ方を紹介します。

①ひと味違う本屋探索

本屋は、視界を広げる機会の宝庫です。たとえば、本棚に数字が割り振られているなら、日付と同じ本棚をチェックしてみましょう。または、友人や恋人、家族などと一緒に巡ると、自分と違う感覚で探索できます。いつもの行動からはみ出る習慣を取り入れると、視界はぐっと広がっていきます。

②反対側を意識する

見ている方向の反対側を意識する。それだけでも視界は広がります。異性をターゲットにしたメディアや、理系なら文系、文系なら理系のメディアに触れてみるなど、常に反対側を意識してみてください。固定観念を取り払うヒントがたくさん隠されています。

③今日のテーマを決める

毎日の空き時間に「青色」「四角」などのテーマを決めて、関連するものを探すのもオススメです。テーマを強制的に決めることで、普段はスルーするものにも目を配るようになれます。日々のなかで、いつもの視点からはみ出ることができる簡単な裏技です。

④オリジナル辞書をつくる

気になる情報や言葉を、ラベリングしてメモや辞書アプリなどにまとめてみてください。その際は、情報に触れて感じたことなどのコメントを添えましょう。情報に個人の視点が加わり、世の中にあふれている情報が「自分の中にある情報」に変化します。これは視界の深度を高めてくれます。
まずは、ひとつだけでも始めてみてください。ちょっとした「はみ出る」習慣を続けるだけで、アイデアを生む「基礎力」はぐんぐん育まれます。

マンダラートで、アイデア道場のおさらい

では最後に、これまでに紹介したテクニックを総合して実践できる「マンダラート」をご紹介します。マンダラートはよくメディアでも紹介されていますが、アイデア道場のテクニックをミックスしたアレンジ版です。ぜひチェックしてください。
マンダラートは、いくつかのマス目を用意し、中心にテーマを入れ、連想するものを周りに記入し思考を広げていくものです。例えば「映画館」をテーマに、周りのマスを埋めてみましょう。

実際にやってみると、連想するものが意外に思い浮かばないことも。。。そこでひと工夫。
「アイデア道場②」で紹介した「視点変更」を応用します。周りのマス目に8つの視点を書き出します。今回は、場所・代用・転用・細部・利用者・過去・短所・長所を用意しました。

このように視点を絞ると連想するものが浮かびやすくなります。さらに、8つ視点を中央においた3×3のマス目をつくり、各視点とテーマから連想するものを書き出します。こんな感じです。

最後に、「アイデア道場①」で紹介した「組み合わせ発想法」の出番です。マス目に書かれたさまざまな要素を組み合わせると、アイデアが浮かび上がってきます。例えば、以下のように。

細部「光を映写」・「スクリーン」×代用「スマートフォン」・「プロジェクター」

→ スピーカーを搭載したプロジェクターと、安価なロール紙をセットに「ポータブル映画館」として売り出すというアイデアが生まれました。スマホと繋ぐだけで、自宅や友人・恋人の家などが映画館に早変わりします。

短所「行くのが億劫」×長所「人と時間や感動を共有」×代用「VR空間」

映画館の短所と長所にさらに「VR空間」を組み合わせると、VR空間上の映画館というアイデアが生まれました。これなら自宅からでもさまざまな人々といっしょに映画を楽しむことができます。

テクニックを習得したら、あとは実践のみ

マンダラートは「組み合わせ」や「視点変更」と相性がいいツールです。さらに基礎力である「視界の広さ」が合わされば、マンダラート内の要素もバラエティが増え、豊かなアイデアに繋がります。アイデアは、こうしたテクニックの組み合わせで生まれるものです。決して天賦の才能ではありません。ぜひアイデア道場のテクニックを活用して、創造力あふれる人になりましょう!

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