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「検索」から「引き寄せ」へ! 変わる情報収集のあり方

「SNSを活用して情報収集している」という人が、着実に増加中

「検索」から「引き寄せ」へ! 変わる情報収集のあり方

SNSは、周囲とのコミュニケーションをとるためのツールです。けれども近年は、情報収集のために活用している人が増えています。総務省の『通信利用動向調査』によると、ソーシャルネットワーキングサービスの利用目的(個人)として、「知りたいことについて情報を探すため」と答えた人の割合が、平成29年の50.2%から令和元年には63.6%へと大幅にアップしました。
「オシャレなお店を探す」「流行りのファッションをチェックする」といったプライベートの情報収集はもちろん、ビジネスチャンスを得るためにSNSを活用するケースも少なくないようです。
たとえば、クリエイティブ業界。「SNSにアップされている作品を見て、仕事を依頼させていただきました」とメッセージが届いたイラストレーターやモデルがいるように、常に新しいものを追いかけている編集者やディレクターのなかには、SNSで情報収集を行っている人が多いようです。また、「モデル撮影のロケ地候補を探す際は、SNSにアップされた写真でリサーチするのが当たり前」というアートディレクターもいました。

情報を集めにいくのではなく、自然に集まるようにする時代へ!

かつては、パソコンやスマホなどで情報収集をする際、キーワードで「検索」をかけるのが一般的でした。ところが、スマホやSNSの普及にともなって、近年はそのあり方が大きく変わりつつあります。博報堂DYメディアパートナーズと博報堂、D.A.コンソーシアムホールディングスが実施した『スマートフォンユーザー情報行動調査2018』によると、スマホを活用して興味ある情報を集めやすくする「情報引き寄せ」という行動スタイルが、若者を中心に広がっているようです。
これは、SNSで積極的に「フォロー」や「いいね」をするなどして、自分に有益な情報が自然にたまるようにすること。調査によると、15~29歳の男女の81.3%が「情報引き寄せ」を行っていると回答しています。「情報引き寄せ」のメリットは、自分で情報を集めにいく手間を省くことができ、意思決定のスピードアップを実現できること。上手に活用すれば、市場のリサーチや企画書の作成、仕事の依頼など、さまざまなビジネスシーンで役立ちそうです。

デマやフェイクニュースに騙されないために、情報リテラシーを磨くことが大事

「情報引き寄せ」は便利な半面、デメリットもあります。「フォロー」や「いいね」した話題に関連した情報ばかりを目にすることで、視野が狭まってしまいがちに。思いもよらない情報との出会いを、妨げてしまうことになりかねません。また、無意識のうちに自分の意見が偏っていってしまう危険性も高まるでしょう。引き寄せられた情報が、そもそもデマやフェイクニュースであることも。万が一、それを鵜呑みにしてビジネスシーンに活用してしまうと、周囲から信頼を失うことにもなりかねません。
ですから、引き寄せた情報を活用する際は、必ず一次ソース(情報源)までさかのぼり、自分自身で信ぴょう性をチェックすることが大事です。また、同じ話題の複数の情報を見比べてみるものいいでしょう。かつて、「動物園からライオンが逃げた」というデマが拡散されて話題になりましたが、センセーショナルな表現の投稿にも注意してください。

情報収集のあり方は、「検索」から「引き寄せ」へと変わり、より効率的に欲しい情報へリーチできるようになりました。その半面、受け手側の情報リテラシーが問われる時代に。自分自身でしっかり情報の精査を行ったうえで、「情報引き寄せ」を上手にビジネスに活かしましょう。


参考
博報堂DYメディアパートナーズ「スマホ・ネイティブの新行動 『情報引き寄せ』」
https://www.dac-holdings.co.jp/uploads/20180710_reserch.pdf
総務省「統計調査データ:通信利用動向調査」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05a.html