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コロナ禍以降にIRサイトが果たす役割とは

コロナ禍以降にIRサイトが果たす役割とは

上場企業が公開するIRサイトは、株主・投資家が投資の判断材料を取得する場として重要な役割を果たしています。コロナ禍においてあらゆる活動が非対面化する中、企業のIRに関する活動においてもさまざまな変化がありました。今回は、IRサイトの役割とコロナ禍以降にIRサイトが果たす役割について2回にわたってご紹介します。

IR情報とは

IR(アイ・アール:Investor Relations)とは、企業が株主・投資家(インベスター)に対し、経営計画や財務状況、業績、今後の見通しなど、投資判断材料を提供する活動全般のこと。企業は株主・投資家から信頼を得て長期的な投資を受け、企業価値を高めていくことが重要です。よって、企業はIR活動を通じて様々な情報を積極的に発信し、株主・投資家へ向けて企業、または事業やサービスへの共感を醸成し、企業ファンを獲得していく活動を日々行っています。

コロナ禍でIRサイトの重要性が高まっている

コロナ禍以降にIRサイトが果たす役割とは

従来のIR情報は、各企業が運営するIRサイトをはじめ、証券会社からの資料提供や企業セミナーなど複数のチャネルで入手が可能でした。しかし、近年は各企業が運営するIRサイトでの情報取得が加速しています。その背景として、コロナ禍において非対面化が求められるようになったことなどもあり、IR活動においてもオンライン化が急速に進められました。企業価値をアピールする場として、IRサイトはますます重要な役割を果たしているのです。

IRサイトに掲載するコンテンツの一例

1. 経営方針
経営方針カテゴリでは、経営理念や中期経営計画等を踏まえた代表メッセージ、長期ビジョン、中期経営計画をはじめ、昨今では価値創造モデル等の情報が掲載されるようになっており、会社としての目指す方向を示すコンテンツ群から成り立つことが多いようです。
例:代表メッセージ、経営戦略、中期経営戦略

2. 財務・業績情報
活動の成果を紹介します。時間軸では過去にあたる情報が掲載され、掲載情報としては、その他IRツールとの統一感を持たせることが重要となります。またグラフを掲載することが多いことから、自動更新ツールを導入する企業が多いようです。
例:決算ハイライト、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CF) 、チャートジェネレーター※1

3. 株式情報
株式情報カテゴリは、銘柄基本情報をはじめ、配当金、株主優待、株式諸手続きといった個人投資家視点からの情報を掲載することが多いようです。
例:株価情報、株式状況、株主総会、配当金、株主優待、株式諸手続き

4. IR資料
IR資料カテゴリでは、法定開示書類や任意開示書類、さらには説明会動画等を掲載する企業様が増えております。
決算短信、決算説明会資料、有価証券報告書、事業報告書・株主通信、統合報告書(アニュアルレポート)

※1 チャートジェネレーター:興味のある項目を選択すると、グラフを生成したりデータをテーブル表示したりできる動的機能

まとめ

以上のように、コロナ禍以降IRサイトの重要性はますます高まり、発信すべき情報も多岐にわたってきています。次回の記事では本記事の内容も踏まえ、「今後のIRサイトのあり方と充実化」についてご紹介します。

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